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2009.11.01(20:30)
報恩講宗祖親鸞聖人は1262年(弘長2年)11月28日に生涯を終えられました。
親鸞聖人の、み教えに感謝し、ご恩に報謝する法要が報恩講です。
京都東本願寺では11月21日〜28日
名古屋別院では12月13日〜18日
当寺は12月3日です。
当寺前住職が亡くなったのは、昭和60年6月11日。
そのころ私は小学校の教員をしており、
例年の12月3日は休みたくなかったのです。
日曜日だったと思うのですが、11月28日に報恩講を計画したのです。
春秋の法要はすべて休みましたが、
報恩講だけはどうしてもお勤めしなければならない、
休むことは考えもしませんでした。
叔父が11月28日は宗祖のご命日、本山の報恩講と教えてくれました。
そんなことも知らなかったのです。
知っておれば、ひかえるのが本当かと思うのですが、
不思議なご縁を感じました。
法話の八神正信先生、お勝手の皆様、おまいりの方々、
本堂がいっぱいになりました。
正信偈もろくに読めないのに、
皆様のお助けに感動したことを思い出します。
本年もお勝手で大根をたきます。
白菜の煮付け、みそしる、おいしいです。
皆で正信偈のおつとめをします。大声です。
音がはずれていてもかまわないのです。
そんなこと問題なし。皆来て下さい。
親鸞聖人の教えは、
「本願を信じ、念仏申せば仏になる」
どこまでも御同朋御同行の教えです。
凡人・愚人・悪人が救われる教えです。
みんな同じ、いっしょです。
りょうし・あき人・さまざまなものは、
みな いし・かわら・つぶてのごとくなるわれらなり。
如来の御ちかいを、ふたごころなく信楽(しんぎょう)すれば…
よく黄金(こがね)となさしめんがごとしとたとえたまえるなり。
親鸞聖人
《今月のことば》
私は死んだらナムアミダブツになります。
私のことを思い出したらナムアミダブツと言って下さい。
A.S.さん
【来月の予定】
報恩講12月3日(木)10時〜15時
法話:荒山淳先生
毎月3日は正覚寺へお参りの日。
おこし下さい。おまちしています。
『寺報』 平成21年11月 第97より
山あり谷あり
2009.10.01(18:54)
山あり谷ありYさんは80歳すぎのすてきな女性で、
60歳くらいのご長男と二人で生活してみえます。
もう20年くらい前になりますが、ご長女を急性の病気で亡くされ、
それ以来のご縁をいただいております。
若くしてご主人を亡くされ、女手ひとつで三人のお子さんを育てられ、
ご苦労の連続だったと思うのです。
Yさんやお子さんを支えていたのはお念仏だったと思うのです。
いつもきれいなお内仏、そして、お念仏の生活です。
老いること、病気になること、愛する人と死別することなど、
人生には他の人には代わってもらえない、
自分で背おっていかなければならない苦しみ(宿業)があるのです。
「阿彌陀仏の願い、光に会った人は、苦しみ(宿業)に負けないで、
立ち向かい、立ち上がっていく力をいただけるのだ」と聞きました。

悪人というのは、強い人という意味があるようです。
お念仏の教えは、悪人が救われる教えです。
悪人・凡人、愚人の自覚をいただけた時、
阿彌陀仏の救いの確信がいただけるのではないかと思うのです。


来月の予定
三日講
11月3日(火)14時〜15時半
皆で正信偈のおつとめをします。
お参り下さい。おさいせん500円くらい。
『寺報』 平成21年10月 第96号より
お彼岸
2009.09.01(09:00)
お彼岸9月23日は秋のお彼岸。
お彼岸だんごをお供えしておまいりします。
彼岸というのは、お浄土・仏様の世界。
そして此岸(しがん)。これは迷いの世界、私達の世界です。
善導様の御教えに
「二河白道(にがびゃくどう)のたとえ」があります。
西へ行く旅人がいます。
(私達は皆、人間らしい生き方を求めて西「浄土」へ向かいます)
旅人は二つの河につきあたります。
北には氷のように冷たい水の河。
南には燃えさかる火の河。
二つの河の間に幅四、五寸の白い道があるのです。
旅人は白い道を進もうとすると、
北から氷のように冷たい水があらしとなって道をふさぎます。
水がひき、やれやれと思うと、
南より燃えさかる炎が旅人をおそいます。
後ろからは群賊、悪獣が追ってきて旅人を殺そうとします。
西へ行っても死、とどまっても死、戻っても死、
旅人は立ちすくんでしまいます。
その時、東の岸より、お釈迦様の声
「きみ、決定してこの道を行け。必ず彼の岸へ行かん」
西の岸より、阿弥陀様の声
「汝一心に正念して直ちに来たれ。我よく汝を守らん」
この人決して水火を恐れず、悪獣の声に耳をかさず、
彼の岸、浄土へ向かうのです。
冷たい氷の水、燃えさかる炎、
これは心の内にひそむ、うらみ・にくしみ・ねたみなどの悲しい心なのです。
条件さえ整えば、どんな恐ろしいことでもするのが私です。
凡人・愚人・悪人の自覚が
お念仏申すより他にない自分に気づかせていただけるのです。
そして、その自覚こそ、彼岸・お浄土に生きる救いの確信だと思うのです。

来月の予定
秋の法要
10月3日(土)10時〜15時
法話 八神正信先生
毎月3日は正覚寺へおまいりの日。
おこし下さい。おまちしています。
『寺報』 平成21年9月 第95号より強調文
お盆
2009.08.01(17:36)
お盆今は亡き、ご先祖様を思い、心静かに手を合わせ念仏申します。
私につながっている尊い命に感謝し、
限りなく広くつながっている、おかげ様に感謝します。
お盆の行事は、「仏説盂蘭盆経」(うらぼんきょう)という
お経の教えに由来しているといわれています。
お釈迦様のお弟子様に
目蓮尊者(もくれんそんじゃ)という方がみえました。
目蓮様は神通力にすぐれている方で、
その神通力を使って亡くなられた目蓮様のお母さんを探しました。
すると、お母さんは餓鬼道におちていたというのです。
お釈迦様に教えを請うたところ、
「さまざまな品をととのえ、
僧に供養するとよい」と教えられました。
目蓮様は、その教えのとおりにすると、
母親は餓鬼道の苦しみから救われ、
お浄土へ旅立たれたというのです。
親鸞聖人の教えでは、
ご先祖様が餓鬼道に落ちているとは考えません。
あれもほしい、これもほしいと
餓鬼道に落ちているのは私なのです。
ご先祖様は、家を出たり入ったりはされません。
いつもあなたと共にいます。
語りかけてみえます。たたったり、のろったりもされません。
私たちが人間らしく生きることを願っておられます。
お盆を機縁にお内仏(お仏壇)のほこりをはらい、
お花をお供えして、心静かに手を合わせ、お念仏申します。

【来月の予定】
三日講
9月3日(木)14時〜15時半
皆で正信偈のおつとめをします。
お参り下さい。おさいせん500円くらい。
『寺報』 平成21年8月 第94号より